狭山養生鍼灸院

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目の症状

目の疲労、近視、飛蚊症、ドライアイ、涙目、緑内障、網膜出血、網膜色素変性症、等についての解説記事をご紹介しています。

「眼の疲れ (1)」

 パソコンの普及により眼の疲れを訴える人がふえています。眼がかすむ・充血する・焦点が定まらない・痛い・まぶしい・眼がかわく・涙がとまらない・黒い物体が飛ぶ・光が走る・まぶたが下る・眼のまわりがピクピクする――このような雑多な症状に【八分灸】は大変よく効きます。
八分灸は、もぐさが八分くらい燃えたところでつまみ消す方法で、熱くなく、アトも全く残りません。それでいて大きな効果があるのです。だから若いOLも多数すえています。

肩こりと一緒に治療

 眼の疲れと肩こりには密接な関係があります。だから、まず肩こりの治療をします。それから眼のツボに八分灸をすえます。その場所は図に示したところとこめかみにあります。

 頭にお灸をすえると髪が燃えたり、はげたりしないか、と考えられるかもしれませんが、心配は無用です。いろいろなテクニックがあります。毛に少し水をつけます。こうすれば燃えません。また、仮に1本くらい燃えても、その毛根からは以前よりよい毛が生えてきます。円形脱毛症にもお灸はよいのです。

 先日、自動車運転免許証の更新期をむかえた70歳の方が来られ、どんなに眼鏡で調節しても規定の視力が出ない、何とかしてほしいと言われました。施灸の結果、みごとパスしましたが、施灸を続けられず、元に戻るかもしれず心配なことがありました。

「ホームタウン」‘05年5月13日号 掲載
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「眼の疲れ (2)」

 眼がかすむ、二重に物が見える、物が眼の中で飛ぶ、光が走る、痛い、充血する等の眼の諸症状に、頭にある眼のツボに八分灸をすえると大きな効果があるという話を先日致しました。また、緑内障や糖尿性の網膜症等の眼の病気にもお灸は大変有効です。

 頭へお灸をすえてもはげる心配はありません。また、熱さを感じた瞬間に、もぐさをつまみ消しますので怖いものではありません。その場合の頭のツボの中心は後頭部にあると述べましたところ、眼のツボがなぜ頭の後ろにあるのかという質問が寄せられましたのでご説明します。

大脳後部に視覚の機能

 眼から入った刺激は、視神経を通って後頭部にある『視覚野』に達します。ここは大脳の中にあるスクリーンのようなものです。次に隣にある『視覚連合野』で、そのスクリーンに映った像が何であるか、どう対処すべきかを、視覚や嗅覚、過去の記憶等と連合して判断し、対処法を指令するのです。図は大脳を示し、左が前方で右が後方です。(5)が視覚連合野です。

 たとえば、考え事をしながら歩いている時、危険物があったら、その像は『視覚野』に映っていますが、『視覚連合野』で危険だから避けよと命じなければぶつかってしまいます。考え事をしているとは、視覚連合野が働いていないことです。視覚野も視覚連合野もともに後頭部にあり、したがって後頭部がツボになります。先人は経験的にこの事実を知っていました。

「ホームタウン」‘05年6月24日号 掲載
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「“眼”と『お灸指圧教室』」

 本年度前期の『お灸指圧教室』を開きます(4月〜9月、毎月2回ずつ計10回)。

  「熱くない“八分灸”」と簡単な器具(図参照)を使った指圧をやさしくお教えします。指圧も、器具を使うことにより、わずかな“力”で大きな刺激を得ることを通じ、単に指で押すだけでは考えられなかった効果を内臓疾患等にもたらします。

パソコンの疲れ目に効果

 今回のアンケートではIさん(女性77歳)が『こりとり君』(器具の名称)で指圧することにより、視力を回復した様子が述べられています。なお、Iさんは眼鏡なしにハリに糸が通るようになったとも話しておられます。

  この他、失明確実といわれる網膜色素変性症といった難病にも著効を奏する例もあります。この場合は、お灸と指圧の組合せです。パソコンの発達した今、眼の疲れに悩む人はぜひ実効すべきです。眼以外のあらゆる内臓疾患にも大きな効果があります。

  教室の日程は、各月の第2・4土曜の午前と午後および第2・4水曜の午前と午後の計4コースがあり、案内書をお送りします。異なるコースの参加(例、水曜申込者が土曜参加)も可能です。  

「ホームタウン」‘05年2月25日号 掲載
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